SNOOP DOGG

いわずと知れたG-RAPの帝王。G-FUNK方式のトラックを作ったDr.DREと組み一斉を風靡、最近ではネプチューンズとタッグを組んだ。

 

THE BLUE CARPET TREATMENT

 

SNOOPDOGG2006年の作品。前二作品はネプチューンズとタッグを組んでいたがネプチューンズの盛りも過ぎ、今回は非常にウェストコーストらしいスタイルへ回帰している。

1.はイントロなのだがこの電子音、そしてブリブリのベースライン…どこかで聞いたことがあるとクレジットを見てみるとやはりBATTLE CATのトラックでした。懐かしい。BATTLE CATといえばDPGやウェストコースト全域で活躍しているウェスト最高峰のプロデューサー。もちろんSNOOPとも幾度となく絡んでいる。しかもジョージクリントンきてるしね笑

 

続いて2.はソウルネタ臭い。ギターの音もレイドバックしたウェストの風を感じさせる。バースの途中入ってくる甘い電子音もとってもかっこいい。フックはNATE DOGG。お久しぶりです。213でおなじみ。VOICE OF LAと形容される。

 

3.もお久しぶりフレッドレック作品!!いかにもSNOOP DOGG PRESENTS THA EAST SIDAZのときのような変態な音が入っている。これはフレッドレックだなとニマリ。

最初からの歌はもちろんNATE。

 

4.はやっとこさバンギンシット!!プロデュースはネプチューンズ。どちらかといえばG-UNIT系のサウンド。ローライダーのプレイヤーでかけたら気持ちいいだろう。競演はサイプレスヒルのB-REAL。こちらも久々。

 

そして大ヒットした5.。R.KELLYとSNOOPという神がかった組み合わせ。R氏もここんとこご無沙汰だったがやはりR.の声は素晴らしい。プロデュースはNOTTZ。しらねえ〜。出世作となったのかな?

それにしてもトラック、ラップ、構成、R.の起用と素晴らしいことこの上ない。作られた時点でヒットすることは契約されていたような曲だ。

 

女の声のループネタ6.。ポッセカット。ウェスト人脈フル活用といった感じで、E-40、MC EIHT、GOLDIE LOC,DAZとKURUPTのDOGGPOUNDの二人という超豪華ウェストシット。プロデューサーはリックロック。なつかしい笑

変態ベース系トラック。

 

7.これは聞いた瞬間ティンバランドの作品だとわかりますね。”ゲレライドッグ”というコールとフックもかっこよく、クイーンズ系のピアノループとウェストの電子音が絡み合った最高のトラックを作っている。

 

これもまた4.のようなG-UNIT系バンギン8.。と思ったらTHE GAMEが客演でした。最近のサウンドだね。僕はあまり…。

 

9.はメロウなピアノ+ギタートラック。これは近年まれに見る名トラック!!シングルカットはされないだろうが非常に完成度が高い!!R&Bのトラックとしても十分機能する。まあもちろんAKONがフックで歌ってるんだが。

 

10.わかる人はわかるがこの声ネタはBIGGIEのGOING BACK TO CALIのイントロですね。

寝ぼけたビギーがDIDDYから電話を受け「なに?ケネディー空港に?何でまた…え、カリフォルニア?」というシーンだね。

96年くらいのICE CUBE系の音だなあっておもったらICE CUBE客演してました。PROD.はバトルキャット。しかし素晴らしいなこの3人は。ICE CUBEはやはりいまだ健在ですよ。

 

11.ブリブリベースの変態ウェストサウンド。リアルギャングスタシットですね。C-WALKに使われそう。鳴りっぱなしのベースはかなり極悪。

 

12.ソウルネタ。PROD.はとうとうキタDr.DRE!!!

ウーム深いぞ。SNOOPの歌ラップを聴くことができる。前からたびたびヘタウマな歌ラップは歌っていたけれどもDREが来るとまた一味違う。さまざまな音を隠し味に使っていて気持ちの悪さを演出している。

 

13.とってもウェスト。昔のG-FUNK/ICECUBE時代のサウンドを今の音に置き換えた、まさにそんな感じだ。キラキラしたウワモノもウエスト臭いしエロ声もイイデスネ男にとっては。

 

14.はスケールの大きな音が素晴らしいポップなソウルチューン。大胆なコードチェンジ、リバーブのかかったスネアにビヨビヨのウワモノ。こういう曲が作られているうちは安心ですね。

 

15.アホチューン。とってもかるーい電子音にポコポコの中音、涼しげなギターとこちらも素晴らしい出来。こういうノーテンキチューンはいいですな。

 

ヒットした16.は再びフックにAKONを登用、大胆な歌詞です。チキチキな最近のサウスの音も入ってきている。とてもAKON的な音。

 

17.はRNB。ジェイミーフォックスを登用し、緩急が非常についたトラック。

暖かいギターの音もさながら全体の構成はすごく今風の音だと思う。

ちいと曲が多い気がする。

 

18.スクラッチからきたド変態サウンド。そろそろ食傷ぎみだ。

 

19.これはwwwww変態すぎるwwww凄くマイナーな感じがするトラックにいつの間にやら旗揚げされたGOLDIE LOCとMC EIHTとKAMのグループWAR ZONE、そしてKURUPTである。KURUPTがDPG復帰を果たしたことでこのアルバムでは随所にKURUPTがいるね。膠着状態でしたからね。よかった。

しかしこのベテラン5人のラップはすごい笑 2001年前後のウェストコースト最盛期を思い出させる5人である。とくにWAR ZONEの3人は個人的に大好きな面々なのでうれしい。てか声ゴツイ。

 

20はDRE作品。ピアノを使ったとてもソウルフルなトラック。そして2001の名作の続編のようなDREのラップ。素晴らしくスケールのでかい作りである。メッセージ性のある曲が聴けて感動だ。DEFJAMの文句言ってるのも聞こえるけど。しかも起用されたヴォーカリストがディアンジェロである。これはすごい。隠し弾をとっていたわけだこのアルバムは。ディアンジェロとか…言葉が出ない。このトラックに彼という組み合わせが完璧すぎて。

 

21.最後はあのDJ POOHが登場笑 何年ぶりにこの名前を見たか笑 DJ POOHですよ!!?懐かしいと思った人多数いるはず。

古臭いピコピコ音とT-808の最悪に軽い音である。POOH変態だな。

しかしそこにSTEVIE WONDERwwwwwwwww

こいつはたまげた笑 本当にびっくり笑 もうこの曲は文句いません。

 

 

 

だらけかけた途端に髪のような3曲を投入したアルバム構成も素晴らしいの一言。ウェストの再興を夢見る方はすぐに買いましょう。

 

 

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