slipknot(mid east/hard heavy rock/deathmetal/pank/mixture

ハードロックのプロデュースをさせれば右に出る者はいない、並みの存在だったロス・ロビンソンの下で鮮烈デビュー。その後メンバー間の不和などから解散かと思われたがリックルービンの下見事な3rdアルバムを2004年に発売。

Slipknot

1.742617000027

2.(sic)

3.eye less

4.weit and bleed

5.surfacing

6.spit it out

7.tattered&torn

8.me in side

9.liberate

10.prosthetics

11.no life

12.diluted

13.only one

14.scissors

15.get this*

16inter loper*

17.despise*

18.eyore*

1.の不気味なイントロからガツンと2にカットイン。きっちり韻を踏んだ#8コリィのMCイングはクソかっこよい。”ENEMY-SHOW ME WHAT YA WANNA BE”からの一連の流れは何回聴いても迫力が詰まっている。ギターなどはファーストなフレーズからスロウへの切り替えがスパっと気持ちよくいって個々のレヴェルの高さを感じさせる。                         

 

3.のイントロのかっこよさはDJ STARSCREAM aka SIDがいなくてはならないことを強く感じさせる。

 

4.はカラオケで歌う上位ランキングに食い込む。申し分ない。

 

6.もカラオケヘヴィロテ上位。クソヘヴィートラックとコリィのヴォーカルはよく合う。ここでも韻は外さない。特に2ndバースの”ビギティビギティビッチボーイ”からのまくし立てるコリィの声にはゾクゾクする。

気味の悪いサンプラーの音から始まる7.はとりあえずダーク。

 

15.16.17.18はボートラだが、ここで言うべきはシークレットである18.の存在。グラインドコアである。BPM250のブラストビートが聞ける。ちなみにこの曲は来日公演でもプレイされ話題となった。

レビューはここで終了するが、日本版に入っている15はさながらデスパンクとも言うべき。ただひとつ問題はSLIPKNOTはかなりの曲でイントロが長い。                        

IOWA

1.(515)

2.people=shit

3.disasterpiece

4.my plague

5.everything ends

6.herectic anthem

7.gently

8.left behind

9.shape

10.skin ticket

11.i am hated

12.new abortion

13.metabolic

14.iowa

大ヒットを記録した2作目。

コリィの声をサンプリングし切り貼りした気味の悪い(某ガテラルヴォイスのバンドの殺人SEに比べれば大したこと無いが)1.にはじまり、ブラストでごり押しの2.。DJの効果的な音が効いてる。怪奇なリフもなんのその。要所要所ではいるシンセの音もオドロオドロしさを出しておりいい。

 

3.でもブラストは聞ける。コリィの声の裏にはいっているパーカスの2人のデス声とサンプラーがなんと効果的か。イヤホンで聞いてみてほしい。1stより確実に全員が音を出している感じだ。

 

4.ゴリゴリのリフで押すが高音がないのでシンバルだけが高音域できこえて変な感じ。サビのクリーンヴォイスでいきなり全ての音にディレイがかかるので美しい。リフは非常に豊富だ。

 

5.こちらのリフも非常に複雑なもの。イントロを抜ければスピーディーなスラッシュネタである。

 

6.←ギター→ギター、ベースと順に入るイントロがかっこよい。ジョーイはツーバス踏みっぱなしの8ビートである。16ではないのがスリップノットには多い。有名な555tothe666!!のサビが聞ける。

 

7.トライバルなサウンドで幕を開ける。DJのスクラッチもかなりキマる。音の寒暖が非常にはっきりした曲。スロウの不気味ナンバー。

 

8.グロティックなリフで始まるこの曲。コリィの咆哮とクリーンヴォイスの掛け合いがなんともカッコいい。サビもめちゃくちゃカッコいい。とにかくカッコいい。ヘヴィーロックである。やっぱりミクスチャはクリーンヴォイスがあってなんぼだとおもった。

 

9.ゴッチャゴチャな曲。前編サンプラーが活躍している珍しい曲だとおもう。ジョーイのエフェクト系シンバルもいつも聞かない音が入っている(14”のチャイナかな?)。フックではコリィの声にコーラスをかけあの不気味さを出している。スリップノットはVo.のコーラスかけること多いね。

 

10.最長6分の曲。なんだか、カオス。それだけな曲(笑 いあ、かっこいいけど

 

11.なんかMORBID ANGELのあの名曲にイントロにてるぞー笑

ラップチューンとでもいうか。ここではDJ大活躍。スクラッチで構成された曲か。いかにもミクスチャです、って感じだな

 

12.ギターが低音しか弾かない曲。ここでもシンセとDJは大活躍。

 

13.お、何だこのリフはと思わせるデスなリフ。CRYPTOPSYあたり思い出す。なんかわからんがデスデスしてるぞこりゃ。

 

14.カオティックハードコア。最初は何がはじまるんだと思ったが、デジタル隊総動員でVo.にもエフェクト掛け捲り。途中4ビートがはいって(やっとか)という気分になるがすぐ8に逆戻り。4ビートなんて期待してはならないんである。4ってもちろんスイングのほうじゃないよ

 

前編と押してデジタル隊の立場が格上げされている感じがした。濃いスリップノットを聞きたいならこの作品がお勧め。

Vol.3(the subliminal verses)

1.       prelude3.0

2.       the blister exists

3.       three nil

4.       duality

5.       oplum of the people

6.       circle

7.       welcome

8.       vermilion

9.       pulse of the maggots

10.    before I forget

11.    vermilion pt.2

12.    the nameless

13.    the virus of life

14.    danger-keepaway

15.    scream*

さらにパワーアップしている。奇怪なサンプラーから始まり、2.に突然変わる。

そしてその増したパワーを見せ付けるかのごとく煮えくり返った腹からの刺すようなシャウト。

 

4.では皆の歯車がかみ合ったような気がするプレイ。突然入るドラムとそれをさらに強調し増大するパーカッション、連動するギターとベース、Djとサンプラーはあまり出番なし。

 

そして5.これは本当にレヴェルの高いバンドだと思わせてくれる。

ギターは完璧、ドラムとパーカッションはいつもどおり他のバンドではありえない連打を紡ぎ出し、ベースはバースが始まったときからグイグイ皆を引っ張るまさにバンドの基礎。シャウトしながら時たまそのハイトーンの声を聞かせてくれるVo.。ラストに聴けるサンプラー。レベルが高い。なんていうかこれもハイスピードなダークパンク。

 

8.は寒気のするサンプラー音から入り暗くジメジメしたイメージのダークネスギターリフ。コリィもささやくようにボソボソと語る。ラストのオルゴールのようなグロッケンのような微妙な金属音も悲しさ、怒りを表現しているような気がする。

 

これのPt.2である11はアコギを使った寂しげな哀愁漂う曲。コリィはやはり歌がうまい。ただ、これはカラオケ(サイバーダム/ジョイサウンド)で歌うとみんな眠くなるみたいなので注意。歌詞にも息の詰まる寂しさがある。

 

ラストを締めくくる14はスロウなロックナンバー。切なげなで、こんな曲もできるんだと関心と驚きを感じながらひたすらなぜか気持ちいい。こういうの好きな人はSTONE SOURのアルバムも買ってみてください。

 

アルバムを通してみると、本人たちのやりたい音楽をやったんではなかろうか、と思う。いろいろな面が見られるハードだけでは終わらない高水準のアルバム。

 

                                                            

 

 

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