Lostprophets(UK/metal)

UKメタルバンド。初期というか結成前はメタリカなどのコピーバンドをしていた。1997年サウスウェールズで4人が結成。後2人参加。DJあり。必要性は不明。

Start something

 

1.       we still kill the old way

2.       to hell we ride

3.       last train home

4.       make a move

5.       burn,burn

6.       I don’t know

7.       hello again

8.       goodbye tonight

9.       start something

10.    a million miles

11.    last summer

12.    sway

2ndアルバム。1.のっけから重厚なギターリフを聞かせてくれる。マッドヴェインやイル・ニーニョなどと違いシャウトをはさまず全て歌って聞かせてくれるのですごく新鮮。

 

続いて半分ノンストップではいる2.はかなりのメロディアスなギターに圧倒されつつ、ひそかに軽くビブラートがかかるヴォーカルの声に聞き入っていただきたい。非常に歌唱力がある。力がある。フックではシャウトも浴びせてくれる。さすがUKメタルバンド。

 

3.イントロは非常に静かなところから入るので躍動感があっていい。ドラムの音が普通な、たとえばパソコンなどでエフェクトをかけているものではなく生の音であるというのもポイントであると思う。

そして終わりにはイントロと同じくピアノで締める。曲の構成が一つ一つしっかりしていると感じた。

 

5.テンションの高いパーティーチューン。声を抑えるように歌っているのからほんの少しずつ開いていく。裏声もハモりも満点。

ぐっとトーンを下げ、8.はメロウチューン。シンプルで爽やかなギターと入り込みやすいドラムのビートで完全に引き込まれる。

 

9.聞いてもらえばわかるが、ILL NINOのようなトライバルなギターから始まる。そっからグワっと早いドラムが入り、随所にトライバル/多国籍な 音をちりばめた曲に仕上がっている。ラストらへんで最も色濃くでていると思うので要チェック。

 

10.一言でいうと静と動。切り替えがよい。曲のタイトルのように壮大なイメージでバイオリンも音も多く入っており巨編。作曲レベルがとにかく高い。

 

12.なんとも不穏なイントロだと思ったが歌が入ると、「あ、こういうメロディーね」とがらりと変わる。不穏だと感じたのは音に鈍い私だからだろうが。ピアノと絡む細い声はなんとも言えず哀愁漂う。スロウビートでドラムもギターも音少なめで、メロウな展開が続く。おなかいっぱい。

 

全体を通し非常に構成がはっきりした、心に入って気やすいアルバム/グループである。しかしながらテーマとして同じような曲が少しあり、あと多人数の必要性はあるのかと疑問に思う。          A

 

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