Ice cube |
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War & peace vol.2 war |
前作から少し間を空けてのリリースとなった今作。しかしこのアルバムで彼は完全に復活したといってもいいと思われた。 1.からいきなりのDRE抜擢。そして1992年のアルバムでディスッた事により完全に交友が断絶されたMC
RENだったが久々に再開。 かつてのNWAを彷彿とさせるウェストコーストバンギンシットに仕上がっている。 あのうるさい俳優、クリスロックがなぜか参加した曲。シンプルで広がりのある、高音が耳につくトラックはクリスロックのうるさい高い声に合わせて作ったのだろうかな。 JAYO FELONY、GANGSTA、SQUEAK RUというウェストで活躍する三人のラッパー(ギャングスタにおいては名前が胡散臭いといわれ散々ですが)が参加しています。ベースががっちりしたトラックにささえられ、4人のラップにも熱が篭ります。フックでは「KEEP IT GANGSTA GO!!」くはぁ!! オールドなサンプリングを聞かせてくれる5.も相当ハッスル。 そしてそしてクレイジーボーンとの8.。この曲は相当評価が高いメロウシットです。車に乗って聞くのがいいんではないでしょうか。 また9.ではMACK10とウェストビッチのMs.TOIを迎えたパーティートラック。早めBPMでベースもしっかり、高音トラックで三人が見事にラップを聞かせてくれます。ただしMACK10はおせえ 60セカンズOSTに収録された12.ですが、これもう心に残る一曲ですよ。イントロからの緊張感もさる事ながら、ピアノとはねるようなドラムで緊張感は途切れず、さらにそれで曲が死ぬことは絶対になく。 キューブのラップのうまさも再確認できます。 16.はなんとEPMDの名作「SO WHATCA SAYIN‘」のカバーです。このトラックだと文句ないでしょーでもCUBEなりにギャングスタな風味にしようと心がけたようで、かなり銃声とかはいってますよ。 このように話題タップリ、良曲タップリな安定感がある一枚です。ぜひ車に載せていただきたい。 評価 A+ |