Angra

メロスピ/クサメタルの代表選手。ヘロウィーンの様式美の影響を強く受けている。

先輩格であるドイツのブラインドガーディアンとメロスピを引っ張るブラジル出身のバンド。ギタリストであるキコ・ルーレイロの速さは筆舌に尽くせない。

Angels cry(1993)

1.のSEを聞いていつも思う。「ああ…またアングラ劇場の幕が開いた…」と…

そして2.の突然の衝撃的なリフ。ああなんて疾走間…クサイ…笑

速弾き前回で3連譜へスイッチして美しい歌声が。

ベースの音ががっちりでててきもちい。もちろんストリングスの音全開!!

3.では大人しい落ち着いた空気のイントロから。とってもパワーだ!!そしてなんとも耳になじみやすい。

他に言うべきは長大作6.か。

とてもポップにまとめたデビュー作品。ちなみに日本でもゴールドディスク獲得。

1.unfinished allegro

2.carry on

3.time

4.angels cry

5.stand away

6.never understand

7.wuthering heights

8.streets of tomorrow

9.evil warning

10.lasting child

1.crossing

2.nothing to say

3.silence and distance

4.carolinaC

5.holy land

6.the sahaman

7.make bekueve

8.Z.I.T.O.

9.deep blue

10.lullaby for lucifer

Holy land(1996)

リカルドコンフェッソーリが加入した今作。

前作同様SEで幕を開ける。

何故だかアングラの作品は1stも今作も2曲目がむちゃくちゃいい。

ブラジリアンミュージックのリズムでリフを刻んだイントロにキャッチーなメロ。もちろんマシンガンズがパロってらっしゃいます。

3.はアメリカンロックみたいなハネるリズムが後半出てくる。

4.は良くわからない笑 でもなんか楽しい

途中からは神々しさ全開で綺麗なコーラスがはいってる。

6.なんかもいいですね。偏拍子クサイんですが普通です。曲展開がまさにゲーム音楽。だって「ザ シャーマン」ですもんな

7.はバンドの中心であるシンフォニックサウンドが仇となり微妙…

8.は待ちに待った疾走系でございます!!ところどころに入る半音が他とは違う個性をだしている。

10.はアコースティックな哀愁サウンド。これはこれで。

1.wings of reality

2.petrified eyes

3.lisbon

4.metal icarus

5.paradise

6.mystery machine

7.fireworks

8.extreme dream

9.gentle change

10.speed

11.rainy nights

Fire works(1998)

問題作である。モダンヘヴィネスの流れを組み入れたが故に3人もの脱退者をだしてしまった。

でもこれはとってもいい作だとおもう。メロスピ好きからすると硬すぎる!!とお叱りを食らうサウンドではあろうが。

 

1.は前作前々作と違い、SEではなく曲での幕開けとなる。

ストリングスの音は非常に自然な風になっている。初期と比べうそ臭さが消えたというか。

2.は非常にアコースティックでロックンロールなサウンドに仕上がっているミドル。途中でリズムが変化するところなんか良く考えられている。

3.は中世のピアノのような音から始まるんだけどその展開の仕方がまさにドラマティックで良い。メロスピの強みはこのシンフォニックさにあるんだよな。只やはりギターの硬さが目立つ。これはこれでいいと思う。電子音もとってもいいな〜

4.は疾走曲。これだよこれだよ〜。ドラムの音がだいぶモダンな感じに改良されてますね。ハイハットもちゃんと鋭い。裏打ちカップの音もはっきりくっきり。ギターもいい!!

 

他にはなんてこったなスターウォーズの挿入曲にありそうな音階を3拍子に仕上げた表題曲7.。

モダンヘヴィネスな8.なんかドラムのイントロのフィルは是非聴いてくれ

 

とっても暖かな9.も気分がいい。

その次に持ってきた10はメロディックスピード全開!!疾走ツーバスドコドコですな。

11.はドラムの打ち込みのようなサウンドとシンセの音が本当に最近のユーロポップのようなサウンド。でも好きだ。

 

全体的にやはり問題作といわれているようにドラマティックさは多少失われたかもしれない。が、この作品によってANGRAというバンドは一皮むけ、従来の「メロディックスピード」というくくりから飛び出し、モダンヘヴィネスとの邂逅をはたし、新境地を開拓したといえよう。実際あのシンフォニック感がどうにもという人はぜひともこのアルバムから聞いていただきたい。メタラーにはお勧めな一枚。

1.in excelisis

2.nova era

3.millennium sun

4. acid rain

5.heroes of sand

6.judgement day

Rebirth(2001)

エドゥ・ファラスキ、フェリペ・アンドレオーリ、アキレス・プリースターの3名を迎えての現体制でのアルバム。

1st,2ndを踏襲して1.はSE。重苦しいストリングスに心臓の音がビートを刻む。

そして2.の不朽の名作NOVA ERA!!前作ではあまり聞かれなかったあのファンタジックなストリングス音が帰ってきた。いきなりツーバスだ〜しかもメロディーが良すぎ!!サビも覚えやすくてバッチリ。

3.はピアノで始まるバラードチックな曲。音楽性がとても高くなっている。心が洗われる…

4.はいきなり代人数でのコーラスで始まる壮大な曲。クサメタルです

5.もいい曲なんだけどなんといっても6.は凄い!!耳になじみのないドラムロールから始まってジャギジャギのリフ。しかもピアノの音が入るからイントロだけ聞くとドリームシアターかと思う。

 

もうすごいんです!!本当に再誕というタイトルにふさわしい曲ばかり。これをメロスピといわずして何という!!しかもさらに音楽性が高まっているからメロスピでなく音楽全体で見ても素晴らしい。

こんな音楽的メタルアルバムは珍しいです。

Disc one

1.in excelsis

2.nova era

3.acid rain

4.angels cry

5.heroes of sand

6.metal icarus

7.millennium sun

8.make believe

9.drum solo

disc two

1.unholy wars

2.rebirth

3.time

4.running alone

5.crossing

6.nothing to say

7.unfinished allegro

8.carry on

9.the number of the beast

 

Rebirth world tour(2006)

上の作品がリリースされたときのワールドツアーの模様を収録したDVD。

もちろん音質は最高。SEから始まりNOVA ERA!!でもなんかキーが半音下げになってるぞ?ま、いいや。これまでに発売されているアルバムから満遍なく選曲。この盛り上がりは凄い!!自宅で聞いていてもライブ気分に浸れる。

ライブでこんなに綺麗にサウンドがだせるって凄いね。

しかもiron maidenのthe number of the beastなんか引いちゃって〜。アングラのライブはDEEP PURPLEがでたりいろいろカヴァーするんでおもしろいですよ。

 

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